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このページには「第19話 終わる旅」に登場した怪人が記載されています。 仮面ライダー響鬼(魔化魍) 牛鬼(ディケイドの物語で響鬼の世界のオリジナル) バケガニ変異体 仮面ライダークウガ(グロンギ) 仮面ライダーアギト(アンノウン) 仮面ライダー龍騎(ミラーモンスター) 仮面ライダー555(オルフェノク) 仮面ライダー剣(アンデッド) 仮面ライダーカブト(ワーム) 仮面ライダー電王(イマジン) 仮面ライダーキバ(ファンガイア) 未登場 【関連するページ】 完結編登場怪人 メニュー 放映リスト 登場怪人 メニュー 第19話 第2クール
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このページには「第18話 サボる響鬼」に登場した怪人が記載されています。 仮面ライダー響鬼(魔化魍) 牛鬼(ディケイドの物語で響鬼の世界のオリジナル) カッパ バケネコ テング 仮面ライダークウガ(グロンギ) 仮面ライダーアギト(アンノウン) 仮面ライダー龍騎(ミラーモンスター) 仮面ライダー555(オルフェノク) 仮面ライダー剣(アンデッド) 仮面ライダーカブト(ワーム) 仮面ライダー電王(イマジン) 仮面ライダーキバ(ファンガイア) 未登場 【関連するページ】 完結編登場怪人 メニュー 放映リスト 登場怪人 メニュー 第18話 第2クール
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原作 石ノ森章太郎(石森章太郎プロ) 脚本 會川昇 米村正二 小林靖子 古怒田健志 井上敏樹 監督 田崎竜太 金田治 長石多可男 石田秀範 柴崎貴行 田村直己 アクション監督 宮崎剛 (JAE) 特撮監督 佛田洋(未)(特撮研究所) ディケイドの物語のオリジナル怪人・ライダー デザイン 音楽 鳴瀬シュウヘイ 中川幸太郎(劇中音楽、主題歌編曲) プロデューサー 梶淳(テレビ朝日) 白倉伸一郎 武部直美 和佐野健一(東映) 主題歌アーチスト GACKT 『Journey through the Decade』 エンディング曲アーチスト 門矢士(井上正大) 『Ride the Wind』
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← 時を少し遡り風都タワー前。 ジューダスが去り、黎斗は死亡。 残されたJUDOが支給品の回収を終え、適当な屋内で休もうと考えた時だ。 ふと視界にチラつくソレへ気付き、何と無しに拾い上げた。 元は懐中時計に似た形状も、今では見るも無残に砕け散り破片が転がっている。 殺し合いで三人もの参加者を偽りの破壊者に変えた果てに、アナザーディケイドウォッチは役目を終えた。 最早変身は不可能、アナザーディケイドが猛威を振るう瞬間は二度と訪れない。 それが分からぬJUDOではない。 だというのにどういう訳かウォッチから目が離せず、頭上に掲げて睨み付ける。 丁度真ん中部分、怪人の顔面が描かれた箇所をじっと見つめ、 「なに…?」 異変が起きたのは直後のこと。 掴んだ指へ破片が沈んだかと思えば、そのまま完全に入り込んでしまった。 掌を見てもそこには欠片一つ存在しない。 何が起きたかと問われれば、アナザーディケイドウォッチの破片がJUDOの…より正確に言うと門矢士の体内に入った。 そう言う他ない。 特に痛みは感じず、体の内側から異物感も無い。 何度見ても手に傷は付いていないし、血の一滴だって流れてない。 不可解な現象はまだ終わりではない。 意図せず破片を取り込み、ややあってJUDOはどこか奇妙な感覚を覚えた。 例えるなら自分に足りていなかったパーツが見付かり、元の位置に組み込まれたような。 無くした何かを取り戻せたのにも似ている、おかしくはあっても不快ではない、そんな感覚を。 「これは…いや、まさか……」 次から次へと起こる現象に困惑するのも束の間、ある一つの予感に急かされライダーカードを取り出す。 この付近に敵はいない、いるのは力で従えたモンスターが一匹のみ。 理解していながらディケイドに変身、無人のエリアへ電子音声が響き渡る。 激情態への変身に問題はなく、これまでと変わらぬ悪魔染みた形相の仮面を装着。 緑の瞳が自身の掌を見下ろし、暫し無言で握っては開くを繰り返す。 やがて納得のいく答えが出たのか、再び生身へ戻った。 「成程な」 ディケイドの力が強化されている。 劇的な変化という程でも無いが、今までの激情態よりも幾分か力が漲る感覚があったのだ。 アナザーディケイドウォッチとは、タイムジャッカーのスウォルツが士からディケイドの力を奪い生み出した物。 であれば元の持ち主へ力が返って来たのだろう。 尤も、ウォッチが破壊されたことで力の大部分は士の肉体へ戻る前に消滅。 僅かな残り滓だけ、完全に消える前にディケイドの力として士の体へと入り込んだのである。 仮にウォッチが破壊されていなければ、未来の士が奪われたディケイドの力を過去の士の肉体が取り戻し、より大幅な能力の上昇も起きた筈。 現在のディケイドは激情態より上、ネオディケイドライバーを使った時よりは下というスペックに変化を遂げた。 それらの詳細は知らずとも、更なる強さを得られた可能性を自分で潰したとはJUDOにも分かる。 惜しい事をしてしまったと後悔を抱いても今更だ。 多少なりとも力は上がったのでそこは良しとする。 加えてもう一つ、ウォッチの残骸を取り込んだ影響らしきものが現れていた。 脳裏に浮かぶのはアナザーディケイドの能力の一つ。 自分諸共風都タワーに転移した、灰色のオーロラ。 何故急にと問われたとてJUDO自身にも説明は出来ないが、不思議と断言出来る。 今の自分ならばあれが可能だと。 「……」 謎の自信がただの妄想でないと確かめるべく、己の望む場所を強く念じる。 仮面ライダー達を破壊する為に、最も闘争が激しく起きるのはどこか。 残る参加者がこぞって目指すだろう施設、北西エリアの巨大監獄。 そこへ行く一番の理由の、殺し合いを加速させる機械が置かれた場所を。 「…成功、か」 散々イメージさせておいて時間の無駄、そのような腹立たしい結果にはならなかった。 JUDOの目の前に広がる、オーロラ状のカーテン。 自然に生まれる光景ではない、JUDO自身が引き起こしたのだ。 破片とはいえアナザーディケイドウォッチを取り込み、アナザーディケイドと同じ力を使えるようになった。 JUDOがオーロラカーテンを出現させた理由は、そうではない。 ウォッチが無関係とは言わないが、あくまでも切っ掛けに過ぎない。 そもそもオーロラカーテンを使った移動は、門矢士が元から使える能力なのだから。 何故大ショッカーは士を大首領に祭り上げ、彼にディケイドライバーを与えたのか。 答えは士が幼少時から次元を超える力を持っていた為だ。 ディケイドにも並行世界を渡る機能は搭載されているが、それとは別に士自身も同じ力を使える。 現にスウォルツの手でディケイドの変身能力を奪われたにも関わらず、ツクヨミを過去の別世界へ連れて行った事があった。 別世界を旅する力が原因で、実の妹との間に亀裂が生まれたのだがそれは別の話。 現在のJUDOは世界を渡る旅人としてではなく、仮面ライダーの天敵の破壊者としての側面が強い。 だが肉体へ殺し合い開始当初とは比べ物にならない程馴染み、士の持つ能力を使用可能な土台は出来上がっていた。 仮にウォッチを吸収せずとも、オーロラカーテンを操るのは時間の問題だったろう。 とはいえ、並行世界や時間を行き来するだけの力は発揮できない。 幾ら何でもそこまでの自由を許しては、殺し合いが破綻してしまう。 此度はあくまで遠距離間の移動が可能程度に制限を掛けられた。 だとしても移動時間を大幅に短縮出来るのは他の参加者にはない強みだ。 公衆電話と違い、行き先を自由に決められるのも大きな利点。 ある意味では基本能力の強化以上に収穫と言える。 「付いて来い」 バイオグリーザに短く告げ、オーロラカーテンを潜り抜ける。 到着まで5秒と掛らず、目の前には風都タワーとは別の施設。 役目を終え消える灰色のゲートを無視し、ざっと付近を見回した。 網走監獄内にある建造物の一つは、お世辞にも綺麗とは言い難い。 出入り口の扉は破壊され、壁にも破損が見られる。 特に目を引くのは天井と床に空いた大穴。 警戒しながら近付き触れてみると、僅かだが湿っている。 恐らくここで戦闘があった、床の湿り気から考えるにまだ雨が降っていた放送前に。 「……」 戦闘の痕跡は数時間前のものでも、監獄内にまだ参加者が居座っている可能性はある。 オーロラカーテンが本当に目的地へ繋がっているか、確かめようと潜り抜けたが少々迂闊だったかもしれない。 どうせなら体力を回復させ、万全の状態に近付けてからにすれば良かったか。 後悔しても今更だ、来てしまったのだから切り替える。 いつでも変身できるようにベルトを巻き付け、バイオグリーザに見張りを指示。 まずはこの建物、近くの看板曰く教誨堂から調べるべく奥へと進んだ。 先に結論を行ってしまうと、JUDOは大きなトラブルにも見舞われず地下でモノモノマシーンを見付けた。 地下への入り口である左の扉を一発で選んだのも大きい。 一足早くモノモノマシーンを使ったギニューが知れば、多少なりとも苛立ちを感じるだろう。 古めかしい施設内には不釣り合いな機械、それが目当ての物だと直ぐに理解。 近付いた途端に小馬鹿にするような声で案内が流れる。 大体は放送でハワードが言った通りだ。 事務的に詳細を知らさせたあちらと違い、マシーン本体からの説明は非常に耳障りと言う他ない。 ともかく発見できたなら今更使用に躊躇は無い。 手に入れた首輪の数は十分、目当ての物が出て来る確率は決して低くない筈。 最初の一回はリオン・マグナスを殺して得た使用権で、ハンドルを回す。 ガチャポン、或いはガチャガチャとも呼ばれる音を出しカプセルが落ちて来た。 早速空けて中身を確認、同封した説明書を読むと迷い無く使用を決意。 「ほう……」 体に起きた変化へ、感心したように手元の空瓶を見やる。 JUDOが入手した景品はハイラル地方で調合される、疲労回復用のがんばり薬。 殺し合いで体を奪われた英傑を、旅の中で何度も助けたアイテム。 しかもモノモノマシーンから出て来たのは、ガンバリカブトと呼ばれる貴重なカブト虫を素材に作られた物だ。 同じ虫素材でも、ガンバリバッタ以上の効果を発揮する。 JUDOの関心の理由は予想以上の疲労回復が行われた事。 多少マシになれば程度のつもりで飲んだが、良い意味で期待を裏切られた。 流石に疲労と完全におさらばまではいかなくとも、煩わしい倦怠感のほとんどが消えている。 移動時間のみならず、体力回復の時間も短縮出来たのは間違いなくプラス。 ディケイドの強化ツールではないが、どうせまだ10回も回せる。 喧しい案内音声を無視して、二回三回とマシーンを使い続けた。 暫くして、教誨堂を出たJUDOはこれからどうするかを思案する。 戦力は整いコンディションも悪くない。 網走監獄内を見て回り、他の参加者が来るのを待つ手もある。 だがJUDOは網走監獄を離れ、自ら参加者との接触に動く方針へ決めた。 生存中の者達が網走監獄へ集まる可能性は高い、それはいい。 しかし監獄へ向かう途中のエリアでそういった者達がかち合い、戦闘へ発展する可能性も低くはない。 その時脱落者が出ても、所詮は弱者と見なし然程気には留めなかった。数時間前のJUDOなら。 激情態へ覚醒したJUDOは参加者達、特に仮面ライダーの破壊に強い拘りを持つ。 自分以外の手で仮面ライダーが破壊されるかもしれない、そう考えるとこのまま座して待つのには非常に強い抵抗が生まれるのだ。 DIOの話に合ったディケイドライバーを持つ者や、仮面ライダーダブルの片割れ。 連中が自分に破壊される前に死ぬ、断じて認められない。 故にJUDOは王として待つのではない、生きた災害として自ら破壊を振り撒きに行く。 早急な移動の為に再度オーロラカーテンを出現させようとする。 が、幾ら待てども一向に現れる気配が無い。 難しく考えるまでも無く、十中八九主催者が余計な枷を付けたからに違いない。 デメリットなしに会場の如何なる場所へ自由に移動可能、幾ら何でもそれは贔屓が過ぎると考えたのだろう。 「余計な真似をしてくれる……」 激情態の破壊したライダーをカード化する力や、今回のオーロラカーテン。 ディケイドと士の力をここまで使える事を予期して制限を課したのなら、何とも用意周到だ 不愉快だが使えないのなら諦め、別の方法を用いればいい。 「変身」 『KAMEN RIDE KUUGA!』 『FORM RIDE PEGASUS!』 ディケイドライバーへ二枚連続でカードを装填。 ペガサスフォームのクウガへ変身し、トビウオに乗り込んだ。 全身の神経を極限まで研ぎ澄ませたこの形態なら、探索と奇襲察知の両方に適している。 本来ペガサスフォームはエネルギーの消耗が激しく、姿を維持できるのは50秒間のみ。 但しそれは霊石アマダムの力で変身するクウガならの話。 あくまでカードの力で姿を変えたディケイドに、そういったデメリットは存在しない。 長時間の変身も勿論可能である。 準備を終え、網走監獄を後にしどれくらいが経った頃か。 上空から複数人の存在を感知し、そちらへ急行。 近付くにつれ見えたのは、知っている者と知らない者が入り乱れる戦場。 思った通り複数の仮面ライダーもいたが、最も目を引いたのは別の存在だった。 鍛え抜いた肉体を橙色の胴着で隠した男。 膨大なパワーを収束させたエネルギー波を放ち、初めて見るライダーから勝利を奪わんとする戦士。 気合の咆哮を発する男を視界に入れた時、JUDOの本能が訴えた。 あれは危険、激情態となった今の自分でも骨が折れる。 戦場の空気に充てられ血迷った、とは思わない。 圧倒的なエネルギーを内に秘め、高火力の技として撃ち出す真下の光景がその証拠。 敵が手強いからと言って今更尻込みはしない。 誰が相手だろうと破壊の対象外にはならない。 しかし、優先して仮面ライダーを破壊したい今のJUDOにとっては邪魔な参加者だ。 仮に放送前のJUDOであれば、大首領であり創造主のプライドに懸けて真っ向から倒そうとしただろう。 だが今のJUDOは違う。 たった一人で全てのライダーを葬った士のように、手段を選ばず破壊する悪魔は正々堂々など持ち合わせない。 凄まじき戦士から世界の破壊者へ戻り、銃口を合わせる。 何人かが気づいた時にはもう遅い、英雄の戦いを踏み躙る光線は発射された。 ◆ 地上に降り立ちJUDOはざっと周囲に視線をやる。 胴着の男、しんのすけとぶつかり合った白黒のライダーも、ダブルの片割れも吹き飛び大木へ激突。 呻きながらも変身は解除されていない、彼らは攻撃の余波を受けたに過ぎないからだ。 では直撃を食らった者は? 「フッ、思ったよりもしぶといな」 「うぅ……」 這いつくばり苦し気な声を出すしんのすけは、見下ろすJUDOへ咄嗟の言葉が思い付かない。 胴着は焼け焦げ、その下の筋肉の鎧にも火傷が目立つ。 ディメンションブラストはサイヤ人の体を焼き、勝負へ水を差した。 生身でディケイドの砲撃を受ければ髪の毛一本まで焼かれ、まともな死体は残らない。 此度はしんのすけの体が悟空であるという一点が大きな救いとなった。 制限されていようと、サイヤ人の強靭な肉体はそれだけでダメージを軽減。 ヒートライザの効果で防御力が上昇。 更に撃たれる直前に界王拳を使い、能力を大幅に引き上げたのも影響し死を遠ざけた。 されど、JUDOが放ったのは通常時よりも威力を増したディメンションブラスト。 ダメ押しとばかりに、アクションストーンからエネルギーを引き出し威力へ上乗せ。 何よりも、撃たれると分かって備えるのと不意打ちで撃たれるのでは全く違う。 主催者の手で枷を付けられた事も一因となり、出来上がったのがこの光景だ。 「ディケイド…!」 「なっ、き、貴様は…!?」 赤い瞳でこちらを睨む黒い戦士はともかく、もう一人の反応を訝しく思う。 あのようなライダーは初めて見るし、声もこれまで会った誰とも一致しない。 何故ああも驚愕しているのか知らないが、仮面ライダーを見逃す気は無い。 破壊衝動の高まりを感じ、外した視線の端で立ち上がる気配。 もう復帰できるとは意外だ、やはり油断できない強者の肉体故か。 「だが遅い」 「おわぁっ…!?」 伸ばされた手がJUDOを掴む光景は現実にならず、目の前から消え失せた。 否、いつの間にやらしんのすけの背後へ回り蹴りを放ったのだ。 背中の痛みと衝撃へつんのめり、転倒を避けようにも再び背中へ足底が当たる感触。 うつ伏せに倒れ、踏み付けられて動きを封じられる。 「ふんぬぅ~!!離せ~!」 「お前は後だ。まずは仮面ライダー達を破壊してくれる」 悪鬼の形相で見下ろす破壊者へ、蓮は猛烈な悪寒を掻き立てられた。 風都タワーの展望室から吹き飛ばされ、そこから何があったかは知らない。 そんなことより、一刻も早くしんのすけを助けなければ。 痛む体に鞭を打ち、白黒のライダーに目もくれず走る。 今自分が何とかしないと、取り返しのつかない事になる気がしてならない。 「しんのすけ…!」 「おにいさ――――」 消えた。 伸ばした手は何も掴めず。 最後まで言葉を言い切る事もできず。 破壊者が掌から零した緑に包み込まれ、たったそれだけで終わり。 しんのすけの姿は影も形も見当たらなかった。 「な……に……」 目の前で何が起きたのだろうか。 一部始終を目撃したにも関わらず、理解するのに数秒の時間を要し動きが止まる。 原因を作った男への怒りで再起動となるよりも、ディヴァインオレ製の剣が一閃する方が速い。 「がぁっ…!」 「慌てずとも破壊してやる。全てのライダー達をな」 鮮血代わりの火花を散らす蓮を最後まで見送らず、ゆっくりと振り返る。 乱入者の存在へ全員が手を止め、敵意と警戒を一身に集めた。 プロトタイプビルドとスカルもまた、変化を見せる戦場に一度攻撃の手を止めている。 誰もが無視できないのだ、おぞましいプレッシャーを放つ破壊者を。 場は完全にJUDOが支配しつつあった。 「おいエボルト、あいつが……」 『ご想像の通りだよ、さっき言ったディケイドその人ってな。しっかしまぁ、随分おっかない面(ツラ)になったもんだ』 軽口の裏で警戒を強め、トランスチームライフルを肩に担ぐ。 変わったのは単なる見掛け倒しであれば楽だが、そう都合良くはいかないだろう。 以前戦った時以上に、異様な気配を痛いくらいに感じられる。 邪魔なしんのすけは自分の手元で何も出来ない。 因縁を持つ者達も含め、仮面ライダーが集まっている。 望んだ戦場に破壊しろとの声が脳から響き渡る、言われなくてもそのつもりだ。 「仮面ライダー達よ、貴様らに真の破壊を味合わせてやろう」 宣言と共に悪魔が取り出すは、ディケイドの真の力を引き出す最後の一手。 神の悪戯と言うには余りにも残酷だ。 携帯ゲーム機にも見えるソレへカードを叩き込み、画面に触れる。 『KUUGA AGITO RYUKI FAIZ BLADE』 『HIBIKI KABUTO DEN-O KIVA』 画面上のクレストをなぞる度に発せられる、世界を守る戦士達の名前。 通りすがったそれぞれの世界で絆を結んだ男達。 門矢士の旅路を踏み躙る悪意が、戦士の魂を汚していく。 『FINAL KAMEN RIDE DECADE!』 指先が九つのクレストを走り、辿り着いたのは己が変身する戦士。 ディケイドライバーのサイドハンドルを引き、額へ一枚のカードを装着。 十字の意匠が刻まれた胸部へ張り付く奇怪な装甲。 ディケイドライバーは腰の右側に、強化ツール『ケータッチ』は腹部にセットし全ての工程が完了。 異様と、そう言う他ない姿だった。 胸部へ一様に貼り付けられたライダー達のカードは、さながら英雄の肖像画。 或いは破壊者に囚われ首を並べられた哀れな羊か。 頭部へ王冠の如く張り付いた破壊者自身のカードが、これより狩られる者どもを睥睨する。 仮面ライダーディケイド・コンプリートフォーム。 嘗て、ネガの世界でダークライダー達を撃破したディケイドの真の姿。 旅の終わりと己の在り方への迷いを経て、再び通りすがりの仮面ライダーを選んだ士の覚悟の証。 しかし違う、尊大であれど正義の心は失わなかった写真家の青年とは何もかもが違う。 憎悪を秘めたかの禍々しい顔は、破壊者の使命を失くしていない何よりの証拠。 激情態のままでコンプリートフォームへの変身という、本来のディケイドの物語では描かれなかった悪夢が現実のものとなった。 そして此度はもう一手、絶望の度合いを引き上げる。 『ATTACK RIDE ILLUSION!』 破壊を齎す悪魔は一人じゃない。 電子音声が告げる地獄の光景に、眩暈を覚えたのはさて誰だったか。 生み出された二体の分身は、当然の如く本体同様のコンプリートフォーム。 刀身を撫でる本体に倣い、二人のディケイドも武器を構える。 「さぁ、始めるか」 三体の破壊者と、抗う者達。 月と星々が固唾を飲んで見守る中、歪なライダー大戦が始まった。 →
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【種別】 怪人 アンデッド 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー剣(平成第5作) 【名前】 スキッドアンデッド 【よみがな】 すきっどあんでっど 【身長】 209センチ 【体重】 119キロ 【モチーフ】 イカ 【9つの世界】 ブレイドの世界 【声の出演】 【スーツアクター】 【登場話】 第1話 【剣登場話】 第41話、MISSING ACE 【ディケイドの物語】 世界の終焉が始まる際に他のアンデッドと共に登場。街中で光夏海を含む人間たちに襲い掛かっていた。 【オリジナルの剣の物語】 クラブの「カテゴリー9」に分類されているイカの始祖たる不死生物。口部分から「スキッドスモッグ」と呼ばれる煙幕を発射して敵を牽制したり、武器として使用可能な無数の触手で空中を自由に遊泳することも可能である。ラウズカードの中に封印された場合は「スモッグスキッド」のカードとなり、「仮面ライダーレンゲル」の戦力となる。 第41話では上級アンデッド「タイガーアンデッド」の人間体「城光」の夢の中に登場。アンデッドたちの戦い「バトルファイト」によって他のアンデッドを相手に海辺で戦っていた。 「MISSING ACE」ではアンデッドの生き残り「アルビノジョーカー」の能力によって封印が破られたアンデッド軍団の一員として登場。街中で上記の能力によって空中を飛び回り、触手で車、建造物などを破壊するという方法で周囲を暴れまわっていたが、「志村純一」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーグレイブ」、「禍木慎」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーランス」、「三輪夏美」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーラルク」によりこれ以上の破壊活動を阻止される。最期はグレイブの必殺技「グラビティスラッシュ」、ランスの必殺技「インパクトスタッブ」、ラルクの必殺技「レイバレット」の同時攻撃を受け致命傷を負い、グレイブによって再び封印された。 スーツは第1話に登場したダイヤのカテゴリー8に分類されるコウモリの始祖たる不死生物「バットアンデッド」の改造。 【関連するページ】 アンデッド 仮面ライダーレンゲル 怪人 第1話登場怪人
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【種別】 登場人物・出演俳優 (スペシャルゲスト出演俳優) オリジナルキャスト 【名前】 溝口琢矢 【よみがな】 みぞぐち たくや 【役名】 野上良太郎(少年) 【登場話】 第15話 劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦 【主な出演作品】 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! (小太郎 2000年の野上良太郎 ) 【関連サイト】(外部リンク) 所属事務所プロフィール 溝口 琢矢 - アミューズ オフィシャル ウェブサイト 【関連するページ】 仮面ライダー電王 超クライマックスフォーム 登場人物・出演俳優 第15話 野上良太郎(少年) 電王の世界
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種族 仮面ライダー人間 属性 仮面ライダーカード甲虫カメラマンスペード剣士兄 系統 雷 変身ベルト ディケイドライバー 変身アイテム カメンライド ブレイド ライダーマシン マシンディケイダー 武器・武装 ライドブッカー醒剣ブレイラウザー サポート召喚 なし 他アイテム アタックライド メタルアタックライド マッハファイナルアタックライド ブレイドファイナルフォームライド ブレイド サイズ 1マス 特殊能力 アタックライド メタルアタックライド マッハ 対応適正 地上 空中 水上 水中 宇宙 溶岩 通常 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ マシンディケイダー 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ 必殺技 アタックライド マッハファイナルアタックライド ブレイド(ライトニングブラスト)
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【種別】 怪人 オルフェノク 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー555(平成第4作) 【名前】 スコーピオンオルフェノク 【よみがな】 すこーぴおんおるふぇのく 【身長】 205センチ 【体重】 128キロ 【悪の秘密結社】 スーパーショッカー 【モチーフ】 サソリ 【新たな世界】 ライダー大戦の世界(完結編) 【声の出演】 【スーツアクター】 【登場話】 劇場版 仮面ライダーディケイド 完結編 【555登場話】 第20話、第21話 【ディケイドの物語】 完結編にのみ登場。 【完結編の物語】 スーパーショッカーの怪人として劇場に登場。原点とは違いオリジナルの555の物語でスティングフィッシュオルフェノクの武器であった三又槍を装備していた。 最終決戦でガライと共に門矢士=仮面ライダーディケイド等の救援に現れたソウジ=仮面ライダーカブトの必殺技「ライダーキック」を食らって撃破された。 【オリジナルの555の物語】 サソリの特質を持ったオルフェノクで、普段は「大野木」という男としてその正体を隠している。1500℃の高熱の中でさえ耐え抜くボディと、頭部に敵に突き刺して動きを麻痺させる神経毒を注入するスコーピオンニードルを三つ持ち、更に先端の分銅で敵を粉砕するフレイルという武器を使用する。 オルフェノクの中でも上位の実力を持つ4人の集団「ラッキークローバー」の座を狙ってラッキークローバーの一員であり、ロブスターオルフェノクの正体を隠す「影山冴子」に接触した。 後日、人間を襲わない「裏切り者」のオルフェノクとしてマークされていたピザ屋を経営している男性「青木茂久」を配達中に路上で冴子と共に青木を襲撃するが、ピザ屋でアルバイトをしていた「ホースオルフェノク」としての正体を隠す青年「木場勇治」とフリーターの「乾巧」に妨害され、一度は抹殺に失敗した。 その後、冴子の脅迫で命が惜しくなり、自分達の側に着いた青木の正体であるドルフィンオルフェノクと共に巧をどこかの空き地に追い詰め殺害しようとしたが、駆けつけた元流星塾生「草加雅人」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーカイザ」に殺害を阻まれる。 その後雅人から受け取った「ファイズギア」によって巧が変身する仮面ライダー「仮面ライダーファイズ」と戦闘になり、一時は3人がかりで優位に立つが、最期はリストウォッチ型強化専用ツール「ファイズアクセル」で変身可能な高速移動形態「仮面ライダーファイズ アクセルフォーム」の必殺技「アクセルグランインパクト」を受けて灰化した。 スーツは本編に登場したツーリングをしていた男「井沢博司」の正体であるオコゼの特質を持った「スティングフィッシュオルフェノク」の改造。 【関連するページ】 スーパーショッカー ドルフィンオルフェノク 完結編登場怪人 怪人
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【種別】 怪人 ミラーモンスター 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー龍騎(平成第3作) 【名前】 鋼の巨人マグナギガ 【よみがな】 はがねのきょじんまぐなぎが 【身長】 285センチ 【体重】 510キロ 【モチーフ】 バッファロー 【9つの世界】 龍騎の世界 【登場話】 第1話 【龍騎登場話】 第10話からほぼ全ての話数に登場 【ディケイドの物語】 仮面ライダーゾルダの契約モンスター。第1話でゾルダが「仮面ライダーゼロノス」が使用してる時の列車「ゼロライナー」の上でファイナルベント「エンドオブワールド」を発動するために召喚されたが、仮面ライダーディケイドらしき敵の攻撃を受け、ゾルダと共に撃墜された。 【オリジナルの龍騎の物語】 スーパー弁護士「北岡秀一」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーゾルダ」と契約したバッファロー型のミラーモンスター。体の全てに強力な飛び道具が仕組まれており、主に右腕のキャノン砲「ギガバレル」を武器にして戦うほか、その超重量級の体を生かしてゾルダの盾として召喚されることも多い。 長い間ゾルダと共に敵となる者と戦い続けたが、最終回の第50話で脱獄犯「浅倉威」が変身する仮面ライダー「仮面ライダー王蛇」のファイナルベント「ドゥームズデイ」を受けてしまい、王蛇の契約モンスター「獣帝ジェノサイダー」の腹部にあるブラックホールに吸い込まれてしまった。 ゾルダに与えるカードは以下の通り。同じ名前でも武器自体が異なるカードが多く、劇中でも屈指のカード数を誇る。 カード名称 効果 アドベント マグナギガを召喚する ストライクベント 自らの頭部を模した手甲「ギガホーン」を与える(劇中未使用) シュートベント 左右の腕部が合体したような形をしたキャノン砲「ギガランチャー」を与える シュートベント 両肩に装着する二門のキャノン砲「ギガキャノン」を与える ガードベント 胸部を模した盾「ギガアーマー」を与える。シュートベントに合体することで台座となる ガードベント 膝を模したプロテクター「ギガテクター」の召喚 (劇中未使用) ファイナルベント ゾルダと共に必殺技「エンドオブワールド」を発動する 【関連するページ】 エンドオブワールド ファイナルベント ミラーモンスター 仮面ライダー王蛇 怪人 第1話登場怪人 龍騎の世界
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【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ ゲスト スペシャルゲスト登場人物) オリジナルキャスト 【名前】 石丸謙二郎 【よみがな】 いしまる けんじろう 【役名】 オーナー 【登場話】 第8話、第9話 (劇場版告知)、第14話、第15話 (本編) 劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦 【主な出演作品】 世界の車窓から (ナレーション) 翔ぶが如く(大隈重信) 【関連サイト】(外部リンク) 石丸謙二郎 オフィシャルブログ 石丸謙二郎 オフィシャルウェブサイト テレビ朝日 世界の車窓から 【関連するページ】 オリジナルキャスト 登場人物・出演俳優 第14話 第15話 第8話 第9話 電王の世界